水とは
水とは
水は人にとって一番重要な栄養素です。
水は、無色無臭です。
ですが、なにも混ざっていない純粋な水は存在しておらず、
常に何かが溶けこんでいる状態の水が本来の水の形です。
そのため同じ水でも、地域によって水質が異なるのです。
また、水には硬水と軟水があります。
水の硬度は、水中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を表したものです。
◆一般的な硬度の基準別の区分
・軟水 0〜100mg/l 未満
・中硬水 101mg以上〜300mg/l 未満
・硬水 301mg/l 以上
日本の水の硬度はおよそ20〜60の間で、ほとんどが軟水です。
そんな水ですが、人体のほとんどは、水でできていると言っても過言ではありません。
そのため、体内から水がなくなってしまえば、
それだけで、人の生命活動は止まってしまいます。
人間の体は、ほとんどが水でできています。
◆年代別の体内水分量
・胎児では体重の約90%
・新生児では約75%
・子どもでは約70%
・成人では約60〜65%
・老人では50〜55%
人体は、約100兆個を超える細胞から作られており、
体重の約65%を水分が占めており、その約3分の2は細胞内に存在しています。
残り3分の1は、細胞間液と血液に存在しています。
また、人は、水さえ摂取できていれば、
たとえ食べものがなくても約2〜3週間は生きていることができます。
しかし、水を摂取しなければ、
大体3〜5日で命を落としてしまうことになります。
タンパク質や脂質、糖質の半分以上失っても人間は生きていけますが、
水分の場合は、約2割が体内から失われると生命維持ができなくなるのです。
また、水は意識的に摂取しないと
すぐに水分不足になってしうのが人間の体なのです。
「喉が渇いたな」と思った時点で、すでに軽い脱水症状の始まりなのです。
喉が渇いた以外では、口の中がねばつく、唇が乾く、
肌の乾燥やかさつきも、体の脱水症状のサインなのです。
水は人の体にとって、潤いを与えるだけでなく様々な働きがあります。
脳に酸素を送ったり、アルツハイマーや脳梗塞の予防、
ダイエット、便秘の解消、美肌など他にもたくさんあります。
水はそれだけ、人にとっては欠かせないものなのです。