水と体内環境
水と体内環境
水を飲むだけで体内環境はどんどんと変化していきます。
水は体にとって、最も大切な栄養素といわれています
例えば、脳の75%、血液の82%、筋肉の70%が水分なのです。
そして、消化、筋肉合成、脂肪燃焼、体温調整、老廃物の排出など
体内で起こる全ての化学反応には水が関係しています。
また、水分は体に必要な酸素や栄養などを全身に運搬し、
新陳代謝を活発にして、体調を整えるために重要な役目を担っています。
水で体内環境を整えるためには、正しい水の飲み方も必要です。
◆水の飲み方
@常温の水を飲むこと
A一度にコップ1杯(やく200ml)
B目安は1日1.5?〜2?
C夏場だけでなく、冬場も同じように摂取すること
◆飲むタイミング
@朝起きたらコップ1〜2杯
A運動の前、中、後
B入浴の前後
C就寝前
@〜Cは必ず水を飲むタイミングです。
これ以外でも、喉が渇いたと感じたら、その都度摂取するようにしましょう。
体内に入った水分は、以下のように体を巡っていきます。
◆体内での水の循環
@30秒後に血液に
摂取した水分は30秒後には胃を通過して
大腸から吸収されて血液に入ります。
水分が血液中に入ると適度な浸透圧の関係で
血液がサラサラになります。
A1分後に脳や生殖器に
血液に入り込んだ水分は1分後には脳に進んでいきます。
酸素を含んだ水分が脳へ入ると
酸素が脳に供給されるため頭がスッキリします。
また、子宮などの生殖器も多くの血液を必要とします。
B10分後に皮膚細胞に
水分は血液に運ばれて皮膚細胞に供給されます。
皮膚は外気にさらされているので
水分が奪われやすく、乾燥気味になります。
そのため、こまめに水分を摂取して、
内側からお肌を潤す必要があります。
また、水分補給を適度にすると、
セルライトと呼ばれる脂肪の固まりの予防になります。
C20分後に心臓、腎臓、肝臓に
心臓や腎臓、肝臓などの臓器のやく70%は水分で出来ています。
水分が豊富に含まれた血液は
心臓や肝臓を巡って各細胞に酸素や栄養素を運び、
老廃物を集めて腎臓を通って尿として排出します。
また、血液中の水分は、
胆汁やすい液などの消化液を作るためにも必要です。