水の副作用
水の副作用
水には副作用というものはありません。
しかし、体に不可欠な水でも、過剰に摂取した場合には症状が起こります。
2007年にアメリカで、水飲みコンテストが行われました。
ルールは、トイレもいかず、ひたすら水を飲み続けるという内容です。
これに参加した28歳の女性がコンテストの数時間後に亡くなった事例があります。
この女性は、5時間の間に、約8?もの水を尿も出さずに飲み続けました。
検死の結果、「水中毒」というものでした。
水中毒とは、余りにも短時間に過剰な水分を摂取すると、
血中ナトリウム濃度が極端に低くなる重度の低ナトリウム血症のことです。
水中毒になると体の細胞だけでなく、
脳の細胞もむくみ始めるため、頭蓋骨を圧迫する状態になるのです。
すると、軽度の疲労感、頭痛や嘔吐、神経過敏や注意散漫になり始め、
痙攣・昏睡、そして・呼吸困難に陥り、そして死に至ります。
しかし、この水中毒を心配し、水分を控えるようにする必要はありません。
適度な水分摂取であれば、多めに水を飲んでも全く問題ないのです。
水分摂取の基本的なルールは以下のとおりです。
◆水分摂取の基本的なルール
・一度にコップ1、2杯の常温の水
・ゆっくりと、1日に何度も飲む
・1日で飲む量は、1.5〜2?くらい
◆ミネラルウォーターの副作用
ミネラルウォーター自体に副作用はありませんが、
過剰摂取した場合には、症状が出る場合があります。
ミネラルウォーターにはミネラル分であるマグネシウムが多く含まれています。
このマグネシウムが多いものは硬水、少ないものは軟水といわれています。
マグネシウムは様々な効果があり、
カルシウムの吸収を高めたり、精神の安定やサラサラ血液にしたり、
月経前症候群の改善、疲労回復、偏頭痛、便秘の改善にもいいようです。
マグネシウムは体内の水分を腸に集める働きをしますので、
ミネラルウォーターを過剰摂取すると下痢になってしまう場合があります。