水道水をおいしく飲む方法
水道水をおいしく飲む方法
水道水をおいしく飲む方法には
様々な方法があるのでみてみましょう。
水道水には、様々な成分が含まれています。
まずは塩素ですが、生活排水として一度使った水を、
再利用する為には、消毒をする必要があり、その消毒に使われます。
塩素には強い殺菌効果があるため、
水の安全を確保するためには必要な成分です。
ちなみに、日本の塩素濃度は世界でトップクラスです。
次に、水道水にはアルミニウムが含まれていますが、
これは、水道水の中にある細かいゴミやチリを沈殿させ取り除くときに使われます。
アルミニウムの過剰摂取は、アルツハイマーの原因になるため注意が必要です。
最後にトリハロメタンという物質についてですが、
トリハロメタンは水を塩素で消毒するときに発生する、発がん性のある物質です。
また、それだけでなく、流産、肝臓・腎臓障害なども引き起こす可能性があります。
ただし、トリハロメタンの日本の基準は、WHOの基準よりも厳しいため、
世界基準に比べて、日本の水道水は安全性は高いといえるでしょう。
そんな水道水をおいしく飲む方法は様々あります。
◆煮沸法
ヤカンや鍋のフタをしないで水を煮沸させる方法です。
これは、殺菌効果も高く塩素も完全に取り除くことができます。
ただし、1つだけ注意が必要です。
発がん性物質のトリハロメタンは煮沸後においては、
煮沸前の4倍に増えてしまうからです。
そのため、沸騰してから弱火で5~10分ほど沸かし続ける必要があります。
◆汲み置き法
ヤカンや鍋のフタをしないでそのまま置いておく方法です。
塩素は半日くらいで無くなり、カルキの臭も軽減されます。
◆抜気法
水道の蛇口を思いっきり捻り、勢いよく水を出しっぱなしにする方法です。
◆曝気法
フタを外したミキサーに水を入れ、約5~10分ほど攪拌する方法です。
これは、トリハロメタンの除去に有効です。
これ以外の簡単な方法は、性能のいい浄水器を使うしかありません。
また、電子レンジでは、ミネラルや栄養素が壊れてしますのでオススメではありません。
上記以外でも、お手軽な方法があります。
◆冷やして飲む
水道水は冷やすことによってカルキ臭などが軽減されます。
カルキ臭が気になる場合は、冷やして飲みましょう。
◆ビタミンCを入れる
水道水にビタミンCを入れると、ビタミンCが塩素と結合し、塩素が除去されます。
レモン果汁やお茶の葉を利用しましょう。
◆紫外線
塩素は紫外線に弱く、簡単に分解することができます。
水道水を日光など紫外線に、1時間程度あてると塩素が分解されます。