水の硬度
水の硬度
水の硬度の基準は、
水に含まれるカルシウムやマグネシウムの量によって分けられます。
水には、カルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれていて、
水1000ml中に含有されているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値を「硬度」といいます。
WHO(世界保健機関)の基準では、
硬度が120mg/l以下を「軟水」、120mg/l以上を「硬水」といいます。
つまり、カルシウムとマグネシウムが多く含まれる水が硬水になります。
ちなみに、東京の水道水の硬度は60mg/l前後ですので軟水であり、
有名なエビアンの硬度は304mg/l前後なので硬水になります。
また、一般的には、硬度0〜100mg/lを軟水、
101〜300mg/lを中硬水、301mg/l以上を硬水に分けられます。
同じ水でも、産地によって、
まろやかに感じたり、水にも風味があるのはこのためです。
軟水は口当たりが軽く、硬水はしっかりした飲みごたえです。
◆硬度の計算式
硬度=(カルシウム量mg/l×2.5)+(マグネシウム量mg/l×4)
◆一般的な硬度の基準別の区分
・軟水 0〜100mg/l 未満
・中硬水 101mg以上〜300mg/l 未満
・硬水 301mg/l 以上
◆WHO世界保健機関による硬水と軟水の基準値
・軟水 0〜120mg/l 未満
・硬水 120mg/l 以上
水の硬度は、先ほど述べたように国や地域によって異なります。
特に、ヨーロッパの水の多くは硬水で、日本の水は軟水が多いのが一般的です。
硬水は日本人には合わないとされています。
有名なミネラルウォーターのエビアンやヴィッテルの硬度は300以上の硬水です。
同じヨーロッパのミネラルウォータのボルヴィックは
ちょっと違って硬度が50〜60と軟水に属しています。
ちなみに、軟水は赤ちゃんのミルク作りや、コーヒやお茶やなどに利用するのに適しています。
硬水の場合は、、ミネラル分の補給や、肩こりの、眼精疲労の予防に適しています。
ただし、ドライアイの場合は、軟水が効果的といわれています。