水と睡眠の関係
水と睡眠の関係
水は睡眠に関しても大事な成分です。
水の摂取タイミングとして、睡眠前の水分の摂取が重要となります。
人は睡眠の際に約1℃の体温の低下します。
この体温が低下していく時の
体温低下の勾配が大きければ、質がよく深い睡眠を得ることができます。
その体温を低下させるために、
寝汗をかいて毎晩100ccの水分を水蒸気の形で放出します。
そのため、質が良く、深い睡眠を得るためには、
きちんと寝る前に水分補給をすることが大切なのです。
水分が足りないと、寝つきが悪くなるだけでなく
睡眠中に脱水状態が長時間続くことになってしまいます。
睡眠中に脱水状態が続くと血液がドロドロになり、
老廃物が体に溜まって疲れがとれにくくなります。
◆ドロドロ血液を防ぐ
睡眠中は、眠りの浅いレム睡眠から、
眠りの深いノンレム睡眠にかわる時に体温を下げるために汗を放出します。
その汗の量はだいたいコップ1杯分で、
夏場などはコップ2杯分もの汗が放出されています。
そのため、睡眠前に水分を摂取しないと、
睡眠中に血液がドロドロになってしまいます。
睡眠中のうちで、一番血液がドロドロになるのは
午前3時〜6時頃だといわれています。
この時間帯に心筋梗塞や脳梗塞が多いのです。
そのため、睡眠前に水を飲むのです。
それだけで、睡眠中に汗で失う水分を補い、
明け方のドロドロ血液を防ぐことができます。
◆成長ホルモンの分泌
水には成長ホルモンの分泌促進効果があります。
成長ホルモンは若返りホルモンといわれ、
筋肉増加、脂肪燃焼、美肌効果など様々です。
この成長ホルモンは加齢とともに分泌されにくくなってきます。
この成長ホルモンが
睡眠前に水分を摂取することで分泌しやすくなります。
ちなみに、水分の摂取といっても
何を飲んでもいいというわけではありません。
ジュースは血糖値を上げ、アドレナリン分泌により眠りを浅くします。
カフェインも覚醒作用によって眠りを浅くしてしまう成分です。
睡眠前の水分摂取は水にしましょう。