中硬水とは
中硬水とは
中硬水とは、一般的な基準で101mg以上〜300mg/l 未満、
WHOの基準で60〜120mg/l 未満までの水のことをいいます。
軟水と硬水の中間に位置している中硬水は、
特徴としても軟水と硬水の中間ような水です。
中硬水は、料理やお茶、コーヒーに適しており、
飲みやすい軟水と同じような使い方ができます。
また、ミネラル分が多い硬水ほどカチッとしていないので、
加熱せずそのままストレートに飲むのにも適しています。
中硬水は、ミネラル分も適度に含んでいるが、
硬水のように特別飲みにくいというわけではなく、
軟水を飲む感覚でミネラル分の補給ができます。
そのため、硬水は飲みにくいという人も
ミネラル分を補給する際の飲み水として利用できます。
◆市販のミネラルウォーターの事例
・ヴァルス(フランス)→硬度111mg/L
・サンブノ(フランス)→硬度132mg/L
・ロケッタブリオブルー(イタリア)→硬度158mg/L
・サンベネデット(イタリア)→硬度235mg/L
◆中硬水のメリット
・体への吸収が良い
・胃腸に負担がかからない
・老廃物の排出
・美肌効果
・料理などに使うと風味が増す
・硬水に比べて飲みやすい
・ダイエットにも最適
◆中硬水はこんな使い方がいい
@鍋物のスープ
軟水は素材への浸透性が高く材料自体を柔らかくしすぎます。
逆に硬水だとアクが出すぎてしまいます。
中硬水だと煮込んでも素材が柔らかすぎず硬すぎずで
美味しさを残すことができます。
A焼酎、ウイスキーの水割り
焼酎やウイスキーの水割りにはミネラル成分が含まれている水が良く、
味をまろかなにする作用があります。
B煮込み料理(西洋)
軟水でも肉は柔らかくできますが、臭みが取りきれず残ってしまいます。
硬水だとアクを出しすぎることにより肉を固くしてしまいます。
中硬水だと臭みも取れてアクも出すぎず、美味しさを残すことができます。
C赤ちゃんのミルクや離乳食
硬水に比べ、ミネラル成分が少ないためお腹に優しく、
無味無臭でクセがないため最適です。
Dコーヒー、紅茶、お茶
硬水に比べミネラル成分がないため、香りや口当たりが良くなります。