水太りとは
水太りとは
水をたくさん飲むと水太りをすると思っている方が多いですが、
水太りは本当にあるのでしょうか?
正直に言うと、水太りという現象はありえません。
なぜなら、水はカロリーがゼロだからです。
なので、水を飲んだからといって、脂肪が増えるわけではありません。
水を飲んで太ると思っている人は、「むくみ」と勘違いしている場合があります。
◆水太り(むくみ)の原因
@老廃物の蓄積
体の代謝機能が正常であれば、体の中の水分や老廃物は、尿や汗となって排出されます。
しかし、何らかの原因で、水分や老廃物が細胞組織の間に溜まってしまうと、むくみが出てくるのです。
A塩分の摂りすぎ
人体は、体の中の塩分濃度を一定に保とうとする働きがあります。
塩分の過剰摂取により、体内のに塩分が増えれば、
その分だけ水分も蓄えるため、むくみの原因になります。
Bホルモンによる作用
女性の場合は、ホルモンの影響を受けやすいため、
生理の時などに体の水分量が増加する傾向にあるようです。
上記のような原因によって水太り(むくみ)するのであって、
水分を摂取が直接の原因ではないのです。
逆に、水分の摂取が不十分だと、
リンパ液の流れが悪くなり、全身がむくみます。
すると、老廃物が溜まり、便秘になり、お腹が出っ張ってきます。
このような場合は、水分を控えるのではなく
逆に十分な水分摂取を心がけましょう。
それでも、むくみが治らない場合は、「冷え」が原因と考えられます。
体が冷えると、逆に温めようとする機能が働き、
体内の水分調節機能が狂い始めます。
それが、むくみの原因となります。
この場合は、血流を良くしたり、
筋肉の働きを活発化させたりして体温を上げる必要があります。
ちなみに、筋肉の活発化にも、十分な水分の摂取が必要となります。
このように、水を飲んで太るという方は、
水の摂取が原因なのではなく、それ以外の原因があるのです。
水太りを恐れないで、積極的に水分を摂取するようにしましょう。
◆水太り(むくみ)の解消法
@脚を鍛える
水太り(むくみ)が下半身に出やすいという方は、下半身の水分代謝が著しく悪いという状況です。
これは、脚の筋力の低下により、筋肉のポンプ作用が働かず、水分が留まっているのです。
脚の筋肉を活性化させておくと、水分の体内循環を改善してくれます。
A水分不足
水太り(むくみ)になると、水分を控える人が多いようです。
しかし、水分を控えると、さらに水太り(むくみ)がひどくなります。
人体は水分が不足している時ほど体内に水を蓄えておこうとするので、
水太り(むくみ)を解消するためには十分に水分を摂取しなければなりません。
Bミネラル不足
ミネラルのうち、特にカリウムの不足などは水太り(むくみ)の原因です。
カリウムには、ナトリウム(塩分)の排泄を促進する働きがあるため、
体内の水分と塩分バランスを整えるには、必須のミネラルです。
C体を温める
体温が低下すると、体の水分代謝が著しく低下します。
すると、水太り(むくみ)が出やすくなります。
体を温めると、水分代謝が活発化し、水分の滞りを解消してくれます。