水とストレスの関係
水とストレスの関係
水はストレス解消にも効果があります。
ストレスとは、外的な刺激を受けて体に起こる反応と、
その原因となる外的な刺激のことです。
人間にはホメオスタシス(恒常性)という、
ストレスに対する身体の機能を平常に維持しようとする機能があります。
簡単に言えば、外から受ける刺激に対して、
無意識に身体が反応して健康な状態を維持しようとする働きです。
このストレスは、適度であれば、
人体に悪い影響は与えず、むしろ良い影響を与えてくれます。
しかし、過剰にストレスに晒されると、病気の原因となります。
ストレスが原因で起こる病気は、心の病気と体の病気があります。
◆ストレスによって起こる心の病気
@うつ病
脳内の神経伝達物質である「セロトニン」が不足し、憂うつ、
不眠、倦怠感、食欲不振、焦燥感、意欲の低下、自殺企図などの症状が現れます。
A 神経症
心の病気で、過敏で神経質な性格から、
一般的に気にしないようなことでも、常に不安でしょうがない状態です。
代表的な症状は、突然不安による呼吸困難、動悸などの発作が出る「パニック障害」や、
高所恐怖、会食恐怖のように、特定のことに過剰な恐怖を感じる「恐怖症」、
一つの行動にこだわって、ずっとそれを続けてしまう「強迫神経症」などがあります。
◆ストレスによって起こる体の病気
@ 心身症
強いストレスを受けたとき、
そのショックによって健康が壊れる身体的な病気です。
代表的な症状は、胃潰瘍、過敏性大腸症候群、本態性高血圧、
気管支喘息、片頭痛、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症などがあります。
現代はストレス社会で、右を向いても左を向いてもストレスだらけ。
そこで、ストレスの軽減に大きな効果を発揮するのが水なのです。
水には鎮静作用があり、
ストレスを感じた時にコップ1杯の水を飲むだけで、気持ちが落ち着いてきます。
また、人の体はストレスを感じると血管が収縮され血流が悪くなります。
血流が悪くなると自律神経が乱れ、
不安、イライラ、焦り、落ち込みなど症状があらわれます。
これが酷くなると、自律神経失調症やうつ病になります。
このようなストレスからの
血流の悪化を改善するためにも水は効果的なのです。
ストレスを感じやすい方はまずは何よりも水を飲んでみましょう。
ストレスに対する、水を飲む上で重要なポイントは「飲むタイミング」と「飲み方」です。
◆飲むタイミング
@朝起きたらコップ1〜2杯
A運動の前、中、後
B入浴の前後
C就寝前
@〜Cは必ず水を飲むタイミングです。
これ以外でも、喉が渇いたと感じたら
その都度、摂取するようにしましょう。
◆水の飲み方
@常温の水を飲むこと
A一度にコップ1杯(やく200ml)
B目安は1日1.5?〜2?
C夏場だけでなく、冬場も同じように摂取すること